私自身、何度か騙されたことがありますが、サクラがいない出会い系サイトにおいてメールアドレス回収業者に騙される可能性というのは決して低くはありません。

むしろ、待ち合わせなどの会う約束をする前にメアド交換をする必要が生じる出会い系サイトでの出会いにおいては、一定の確率で騙されるリスクが常にあるとも言えます。



問題なのは、比較的見分けがつきやすい援デリ業者などと違って、アドレス回収業者の場合は、巧みに一般の女性会員に成りすましていることが多く、プロフィールや掲示板の投稿・コメントなどを見るだけでは判別しにくいということです。

ですので、実際にメール交換をしてアドレスを送ってみないと相手がアドレス回収業者かどうかが分からず、もしその相手がアドレス回収業者であった場合には、すでに被害に遭ってしまっているという状況に置かれることになるのです。



もし、アドレス回収業者に誤ってメールアドレスを教えてしまった場合に取るべき対処法としては、PCからのメール受信を制限したり、ドメイン指定受信などの設定を端末上ですることはできますが、昨今のスパムメール送信業者は携帯アドレスを使って迷惑メールを送りつけてくる場合も多いので必ずしもすべてに対して有効というわけではありません。

ですので、一番大切なことは、それらの最低限の防御対策をした上で、後はどんなメールが送られてきても頑なに無視し続ける、愚直に削除し続けるということが次善の策ということになります。





そのような対処をしていれば、実害が及ぶ危険性というのはほとんどないというのが、アドレス回収業者に騙された場合の実態なので不必要に大げさに心配することもありません。

迷惑メールが送られてくるといっても1時間の間に数百数ものメールが送られてくるということはないですし、メールが送られてきたからといって通信料の負担が増えるということもありません。

また、メールを受信しても何もクリックすることなく速やかに削除していれば新たな詐欺被害に遭うことも一切ないのでそういった意味においては危険性は低いと評価することができるわけです。



ただ、だからといってアドレス回収業者に騙されてもいいということにはなりませんし、できれば引っかかりたくはないものです。ですので、メールアドレスの交換に際しては相手の男性(女性)について不自然な点がないかなど慎重に見定めた上でメールを送るようにするということが必要となります。

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